このたび、会津若松市七日町通りで旧鈴木内科消化器科クリニックを継承し、開業させていただくこととなりました。
私は平成 2 年に山梨医科大学(現山梨大学)医学部を卒業し、消化器外科医とし研鑽を積み、1999 年に竹田綜合病院外科に着任しました。その後、20 余年で、外科医員から外科科長、診療部長、副院長を歴任させて頂きました。この間、消化器疾患中心に数多くの手術に携わりつつ、自ら内視鏡検査を行い、化学療法や緩和医療に従事し、診断から治療のすべての段階に関わる事に心掛け、多くの患者さんの人生に寄り添ってまいりました。
私が外科医として歩んだ 30 年の間に、外科手術は急速に進歩し、鏡視下手術など低侵襲で根治性の高い手技が発展してきました。しかし、私は高度化した医療技術とは裏腹に、患者さんと医療者の人としての関係が薄れつつあることを感じていました。今回、クリニック開業にあたり、私が医師を志した原点に戻り、患者さんやご家族の想いに寄り添う事を第一に、ホームドクターとして、愛する人を安心して任せられる医療を提供しつつ、地域医療の発展に携わる所存です。
消化器疾患をはじめとした通常疾患に関して、より専門的で、安心、安全な医療を提供し、手術が必要な疾患は早期発見に心掛けます。肛門疾患に関しては、竹田綜合病院と連携し、手術を含めた治療を提供する予定です。
当院スタッフと一丸になって、患者さん一人ひとりに寄り添い、地域の皆様に信頼され必要とされるクリニックを目指したいと思います。
こしいしクリニック 院長
輿石直樹